ホリスティックビューティ ブランド物語 VO.1 ICOR/北海道
大地の匂いや風の音、植物たちが囁きあう
それぞれのブランドが誕生したテロワール(土地や自然環境)を辿って。
美容ジャーナリスト 安倍佐和子
──深く心が動かされたことへ、言葉を射ること──
「感謝」という言葉の語源に触れ、ふと思い出すのは、
遮るものがなくどこまでも続く青い空、視界を覆い尽くす一面の花畑や深い森、
肥沃な土壌が果てしなく広がる北の大地だ。
一度でも訪れたことのある人はきっと、経験しているはず。
豊かな大自然の懐にすっぽりと包み込まれ、
心がゆるゆると解けていくような心地良さに、思わず感謝したことを。
そんな北の大地の恵みを、肌のすみずみまで
行き渡らせることができるのが、「ICOR」だ。
アイヌ語で「宝物」を意味する「ICOR」は、
ニセコの雪解け水と北海道産の植物成分にこだわった、
肌と身体、そして心までケアしてくれるビューティブランドだ。
羊蹄山の湧き水に白樺樹液、二世古酒造の純米酒粕やガゴメ昆布エキス、
クマイザサ葉エキス、ラベンダー油などの厳選成分はすべて北海道ならではの
自然の恵み。肌に負荷をかけないフリー処方で道内での工場生産を実現、
サステナブルなパッケージデザインなど、潔いほど風通しがいいのだ。
まるで透明な肌と心を持った人であるかのように。
その背景にあるのは、地球や自然、水などすべての自然の恵みを
「宝物=ICOR」として敬う、感謝の気持ちに他ならない。
だから、「ICOR」を手にすると、知らず知らずのうちに
心が穏やかに整い、だんだんと澄んでいくのだ。
ただ単に肌表面がキレイになるだけではなく、
心まで美しく、そして自然にも感謝したくなるのが
ホリスティックビューティの本質だとしたら、
「ICOR」は、その気づきを与えてくれるもの。
そして、思うのだ。日本で育まれた自然の恵みは、
私達が思う以上に稀有で、どこまでも崇高なのだと。